当財団理事長小西千寿が、フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエを受章しました。
当財団評議員を経て、2013年4月に理事長に就任、当財団が長年にわたって継続してきた小西財団日仏翻訳文学賞に加え、2017年には小西財団漫画翻訳賞を設立し、日仏翻訳者支援と日仏文化交流の促進に寄与した功績が高く評価され、このたびの受章となりました。
叙勲式は2024年11月28日、駐日フランス大使公邸にて開催され、フィリップ・セトン駐日フランス大使より勲章が授与されました。

駐日フランス大使館のSNSでも紹介されております。
https://www.facebook.com/100064712310717/photos/999806302186438/?_rdr
https://x.com/ambafrancejp_jp/status/1863498097403510930

●小西千寿理事長からのメッセージ
小西国際交流財団は、2024年で設立41周年を迎え、2025年には小西財団日仏翻訳文学賞も第30回を迎えます。この記念すべき時に、フランス共和国より栄誉ある勲章を授けていただきますことは、大変ありがたく、大きな励みとなりました。
当財団がこれほど長きにわたり翻訳者支援を継続することができましたのは、翻訳者の方々が弛まぬ研鑽を続けてこられ、その方々を支援したいという熱い思いで財団に寄り添ってくださる皆様がいてくださったからです。私がそういった方々のお役に立てているということが、いつの間にか、私自身の生きる喜びにもなっていたように思います。全て蒔かれた種がよかったということが良き実りを生んだのだと感じています。

当財団では、2025年度、小西財団日仏翻訳文学賞第30回記念事業を実施いたします。「翻訳は世界文学をつくる」のスローガンのもと、シンポジウム（2025年11月1日・2日 於日仏会館、2026年2月上旬 於パリ日本文化会館）、並びに、展覧会（2025年9月29日～11月3日　於早稲田大学国際文学館）の開催を予定しております。

先人が残してくださいましたお互いの中に温かみの残る交流をフランスの皆様と続けていくことを胸に、心を尽くし、思いを尽くして、誠実に歩んで参りたいと思います。 日頃より当財団の活動をお支えくださいます皆様に、改めまして深く感謝申し上げます。